一覧に戻る文学・評論みかづき森絵都戦後から続く、ある家族三代の私塾の歩みを描いた長編。表紙は雪の積もる斜面の町を見下ろす構図で、薄水色の空にかぼそい三日月が浮かび、家々の窓には橙色の灯がともる。点在する人影、寄り添う二人、駆ける小さな犬——フラットな色面で描かれた風景は静かで、どこか懐かしい。欠けた月のかたちが、満ち足りないまま続いてゆく時間と、そっと重なって見える。About出版社集英社出版年2016年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁鈴木久美(角川書店装丁室)装画水谷有里Amazonで見る