
ふるさとが「稼ぐまち」へと変わっていく、その現場を歩いて掬い上げた16の方法を綴るルポルタージュ。各地で動き出した人と仕事の手触りを、地に足のついた視点で記録する。表紙は白地に鮮やかな青紫一色で人と道具を切り絵風に並べ、せっけんづくり、車椅子の人、餅つき、木立を囲んで語らう姿などをのびやかに配する。手描き文字の「BIWACCA」「せっけん」が点景として効き、平面的でありながら土地の温度が伝わる。地域を再興する営みの軽やかさと素朴さを、装画がそのまま体現している。

著EverettPercival、木原善彦
装丁鈴木成一デザイン室
装画吉田雨水
河出書房新社 / 2025年
文学・評論