文学・評論
R.E.D. 警察庁特殊防犯対策官室 ACTII
古野まほろ
警察庁の特殊防犯対策官室を舞台にしたシリーズの第二弾。組織の中で銃や手錠を手にする女性たちの姿を通して、現代の犯罪と治安の現場を描く。表紙では、漆黒の髪と紫の瞳を持つ女性のイラストを大きく据え、夜景に浮かぶ高層ビル群と重ねた構図が目を引く。手にした手錠が画面中央でぐっと前に押し出され、背景に走る黄色の太いラインと「R.E.D.」の白抜き文字が、緊張感のある画面に鋭いリズムを与えている。静かな視線と街の灯りが、物語の冷たい熱量をそのまま映し出す一冊。