
北欧の暮らしはなぜ「世界一幸せ」と称されるのか——その実像を懐疑とユーモアを交えて問い直すノンフィクション。表紙は白地に細い線描のイラストが散らされ、ベビーカーを押す人、食卓を囲む家族、屋外で集う人々が水色とオレンジの淡い色面でやわらかく彩られる。大きな太字の見出しがその絵と重なるように据えられ、理想化された日常の像と、それを少し離れて観察する視線の距離が、装丁そのものに表れている。

著EverettPercival、木原善彦
装丁鈴木成一デザイン室
装画吉田雨水
河出書房新社 / 2025年
文学・評論