
十年前に河川敷で起きた連続殺人事件の悪夢が、再び幕を開ける——警察、マスコミ、容疑者、被害者遺族らが交錯する群像劇にして犯罪小説。表紙は青く沈んだ夕暮れの河川敷を一面に据え、対岸の街灯と橋の灯がわずかに滲む。そこに白く抜かれた巨大なカタカナの「リバー」が縦に貫き、欧文ロゴと著者名は画面中央に静かに収まる。風景に大文字で切り込む構図そのものが、流れる水の底に沈んだ未解決事件の重さを引き上げてみせる。

著EverettPercival、木原善彦
装丁鈴木成一デザイン室
装画吉田雨水
河出書房新社 / 2025年
文学・評論