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スペース金融道
文学・評論

スペース金融道

宮内悠介

遠未来の植民星を舞台に、債権回収を生業とする「金融屋」たちの奇妙な事件簿を描いた連作短篇集。借金と労働、テクノロジーと倫理が交差する宇宙の片隅を、乾いたユーモアで切り取っていく。漆黒の地に浮かぶのは、占星術図のような同心円とラテン語めいた手書き文字、そして中央に据えられた骸骨の手。指の骨が組む祈りとも契約ともつかぬ仕草が、淡い金色で発光する。タイポグラフィは縦組みの和文と横組みの英文が直交し、古星図の神秘と帳簿の冷たさを同じ画面に共存させる。星と数字、肉体と契約。装丁そのものが、この小説の輪郭を静かに引き受けている。

About

出版年
2016
判型
四六判 / A5判 サイズ
ジャンル
文学・評論

Credits

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