
2015年の安保法制反対運動を担ったSEALDsが、香港・台湾の同世代と交わした対話の記録。国境を越えて学生運動の連帯が成立しうるかを問う、東アジア三地域の若者による討議集である。表紙は白地に黄と水色の帯を水平に重ね、太いゴシックで組まれた和文タイトルが帯をまたいで配置される。「日本×香港×台湾」と各地名の欧文、「YOUTH NEVER GIVE UP」の小さな英文が幾何学的に並び、罫線で領域を区切る構成は、異なる三つの場が一つの紙面で交差していく運動の構図そのものを示している。
著平沢逸
装丁川名潤
カバー写真竹之内祐幸
講談社 / 2024年
文学・評論