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フィッターXの異常な愛情
文学・評論

フィッターXの異常な愛情

蛭田亜紗子

ランジェリーフィッターを生業とする男の偏執的な愛をめぐる長編小説。下着という極私的なモチーフを通して、欲望と倫理の境目を描き出す。表紙は淡い水色の壁と桃色の床に縁取られたブティックの一室を、繊細なイラストレーションで立ち上げる。中央のトルソには深紅のコルセットが纏わされ、ハンガーに掛かった淡いブルーのランジェリー、赤いパンプス、猫足のドレッサーや楕円鏡が乙女趣味の小道具として配される。タイトルの「X」だけが朱で抜かれ、可憐な絵柄に走る異物感が、物語の倒錯した熱を予告している。

About

出版社
小学館
出版年
2018
判型
文庫
ジャンル
文学・評論

Credits

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