一覧に戻る文学・評論パパイヤ・ママイヤ乗代雄介夏の海辺で出会った二人の少女が、互いを呼び合いながら過ごす時間を瑞々しく辿る中篇。打ち寄せる波と日差しの間で揺れる十代の感情が、抑えた筆致で立ち上がってくる。鮮烈なレモンイエローを一色で塗り込めた地に、淡い水色の文字だけがふわりと縦に配されたカバーは、夏の眩しさと、その奥に残る心もとなさを同時に湛えている。題字まわりにたっぷり取られた余白が、二人のあいだに流れる時間の手触りまで連れてくるようだ。About出版社小学館出版年2022年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁川名潤(prigraphics)Amazonで見る