一覧に戻る文学・評論電気じかけのクジラは歌う逸木裕AIの台頭で下請けと化した元作曲家が、自殺した天才の遺した未完の新曲と謎に向き合う音楽ミステリー。夕焼けに染まる都市の上空に、青緑の巨大なクジラが静かに浮かび、ヘッドフォンを着けた小さな人物がそれを見上げる構図が描かれる。緻密な鯨の質感と、橙からくすんだ青へと流れる空のグラデーションが、創作の主体を誰が握るのかという問いに、幻想と切迫を同時に重ねている。About出版社講談社出版年2019年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁川名潤(prigraphics)装画jyariAmazonで見る