一覧に戻る文学・評論さよならの言い方なんて知らない。4河野裕別れと再生のあわいに揺れる若者たちを描くシリーズの第4巻。夕焼けに染まる水辺の街並みを背景に、ブレザー姿の人物が欄干へ静かにもたれかかる。マゼンタとサーモンが滲む空、赤い手すりの直線、半透明の英文タイトルが縦組みの邦題に重なり合い、二重露光めいた奥行きを画面に与える。沈黙と光が同居する構図が、口に出せないさよならの輪郭をそっと浮かび上がらせる。About出版社新潮社出版年2020年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁川谷康久(川谷デザイン)装画越島はぐAmazonで見る