
エドウィン・マルハウス
11歳で世を去ったアメリカの天才少年作家の生涯を、親友の手で綴る——という体裁の擬似伝記小説。子ども時代の記憶と狂気じみた愛着が、緻密な文体で立ち上がってくる。表紙は油彩でざらりと塗り重ねられた少年の肖像。赤みがかった髪、丸眼鏡の奥のまなざしは、どこか遠くへ向けられている。深い焦げ茶の背景に白いシャツがほのかに浮かび、文字は右上に最小限。少年の輪郭そのものが、この本の不穏な甘さを静かに引き受けている。
About
Credits
- 装丁
- 川名潤(prigraphics)
- 装画
- 高橋将貴

















