一覧に戻る文学・評論あなたの燃える左手で朝比奈秋麻酔から覚めると、自分の左手に見知らぬ他人の手が移植されていた——身体と自我の境界を静かに揺さぶる小説。表紙では、黒く沈んだ影絵のような人物から鮮やかな橙色の腕がのび、対照的な質感がひとつの身体に同居する違和感を可視化する。タイトル文字は白い余白に整然と置かれ、燃えるように脈打つ手の存在だけが画面の中心へ立ちのぼる。自分とは何かという問いが、装い全体から静かに差し出される。About出版社河出書房新社出版年2023年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁川名潤(prigraphics)装画安里貴志Amazonで見る