
SEALDsの創設メンバーとして社会運動の前線に立った著者が、23歳の時点から自身の経験と思考を綴った一冊。震災後の社会で抱えた怒りや祈り、仲間との出会いを通して、これからの世代の声を等身大で語る。表紙は青空を背景にした横顔のポートレートが大きく据えられ、白抜きの明朝でタイトルと著者名が静かに重なる。下部の白い帯には太いゴシックで「絶望から始めよう」と力強く配され、写真の透明感と帯のメッセージ性が拮抗する構成。視線の先にある余白が、書名の動詞へとそのまま接続していく。
著平沢逸
装丁川名潤
カバー写真竹之内祐幸
講談社 / 2024年
文学・評論