一覧に戻る文学・評論優しい地獄イリナ・グリゴレ社会主義政権下のルーマニアに生まれ、孤独な少女時代を経て日本に辿り着いた人類学者による自伝的エッセイ。祖父母から現在へと、三代の家族史と記憶が交差する。鮮烈な赤地に、白い鳥のかたちや三角形、円、縞模様、花のモチーフが、黄・青・桃の色面で幾何学的に組み上げられる。フォークアートを思わせる平面構成のなか、タイトルは細い明朝で静かに据えられている。苛烈な土地の記憶を、原色の図像が軽やかに受け止めている。About出版社亜紀書房出版年2022年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁寄藤文平+古屋郁美(文平銀座)Amazonで見る