一覧に戻る文学・評論エミリの小さな包丁森沢明夫失意の主人公が祖父のもとを訪ね、台所に立つ日々のなかで少しずつ自分を取り戻していく物語。厚塗りの絵画で描かれた表紙は、吊られた鍋や玉杓子、窓から差す柔らかな光、板の床に置かれた野菜の箱や瓶の群れ、青と白の市松タイルまでが等しく丁寧で、並んで流しに向かう二人の後ろ姿がその中心に据えられている。誰かの台所にそっと招き入れられたような温度が、装丁から立ちのぼってくる。About出版社KADOKAWA出版年2016年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁坂詰佳苗装画小川かなこAmazonで見る