一覧に戻る文学・評論坂の途中の家角田光代育児中の女性が、わが子を死なせた母親の裁判に補充裁判員として加わる。傍聴を重ねるうち、被告と自分の輪郭がにじみ始めていく心理小説。淡い水色と白を基調にした表紙は、電線の伸びる空の下、坂上の住宅街を見下ろす視点で描かれる。明るい白の道のなかほどに、小さな人影がひとつ。タイトルと著者名は控えめなサーモンピンクの細い書き文字で添えられる。穏やかな郊外の明るさのなかに、静かな孤立が忍ばせてある。About出版社朝日新聞出版出版年2016年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁田中久子(アンサンブル)装画最上さちこAmazonで見る