
顧客が本当に求める「カタチ」を、デザインと経営の交差点から考える一冊。経営者と現場、作り手と買い手の距離を、六つの事例とともに縮めていく。表紙は紺一色の手描きイラストで、スーツ姿の大人が「DESIGN」と書かれた大きな筆を手にし、床にしゃがんで絵を描く子どもを見守る構図。余白を広く取った白地に、軽やかな線と手書きの題字、欄外の小さなつぶやきが添えられ、堅くなりがちな主題を肩の力を抜いて差し出す。デザインを語る本そのものが、デザインの効き目を静かに示している。
装丁吉田考宏
吉田考宏 / 2013年
人文・思想