一覧に戻る文学・評論冬の朝、そっと担任を突き落とす白河三兎校舎の窓から飛び降り自殺した担任教師。追い詰めたのはこのクラスの誰か——青春の罪と贖罪を描く長編ミステリ。淡い青と白を基調にしたイラストレーションが表紙を覆い、制服姿の少女二人が大きな窓辺に佇む。舞う羽根とレースのカーテン越しに射し込む光が、繊細な線で描き込まれている。帯には「私たちが、先生を殺した。」の太字が躍り、「殺」の一字だけが赤く沈む。透明感のある画面と一語の朱が、無垢と罪の重さを同時に立ち上がらせる装幀である。About出版社新潮社出版年2020年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁川谷康久(川谷デザイン)装画カオミンAmazonで見る