一覧に戻る文学・評論ワンダーランド急行荻原浩ある朝、通勤と反対方向の電車に乗ってしまった男が、戻った先で見つけたのは誰もマスクをしていない街——コロナ禍に連載された、わずかにずれた異世界譚。マスク姿の主人公だけが淡い色彩で立ち上がり、周囲の通勤者と街並みは青と灰の滲みに沈む。白い題字が画面を斜めに横切り、既視感のある日常から少しずつ滑り出していく感触を、彩度と質感の差で静かに示している。About出版社日経BPマーケティング (発売)出版年2022年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁鈴木成一デザイン室(協力=遠藤律子)装画金子幸代Amazonで見る