一覧に戻る文学・評論ぼくらはアン伊兼源太郎複雑な境遇に置かれた子どもたちと、その大切な存在を奪った殺人事件。十数年を経て、彼らのひとりが失踪し、二つの事件の影が静かに重なっていく。表紙は深い藍に沈む雪山と、斜面を点々と渡っていく小さな人影。色とりどりの服が冷たい闇のなかでかすかに灯り、タイトルは筆で書きつけたような鮮烈な黄色で大きく据えられる。寒さのなかをなお歩き続ける足取りが、物語の核にある意志を画面へ静かに引き上げている。About出版社東京創元社出版年2021年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁鳴田小夜子(KOGUMA OFFICE)装画坂内拓Amazonで見る