一覧に戻る文学・評論DRY原田ひ香乾いた粒状のものが敷き詰められた白い画面と、染みの浮かぶ赤茶けた皮膚のような面。二つのテクスチャを上下に分割し、その境界を貫くように細身のセリフ体で「DRY」と置かれている。下段の生々しさと上段の無機質な粒の対比が、渇きという主題に肌の感触と物質の両側から触れている。タイトルの黒い縦線が二層をかろうじて縫い合わせ、白い余白が画面に乾いた空気を通す。装画と書体だけで体温の落差を語りきる、抑えた構成である。About出版社光文社出版年2019年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁川名潤(prigraphics)Amazonで見る