一覧に戻る文学・評論峠しぐれタイトルが示すとおり、峠とそこを通り抜けるしぐれ雨を主題にした一篇。表紙は深い藍に沈む山あいの夜景で、画面全体を斜めに走る無数の白い線がしぐれの雨脚となって降りそそぐ。木立はシルエットだけになり、遠くにぽつりと灯る小さな明かりが、闇にわずかな温もりを残す。表題は墨の筆致で大きく置かれ、書と絵が同じ呼吸で並ぶことで、一瞬の景色が一冊全体の調べへと静かに広がっていく。About出版社ケッソクヒデキ出版年2014年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁國枝達也(角川書店装丁室)装画ケッソクヒデキ