
片づけコンサルタントが手がけた1000以上の部屋にまつわる実話を基に、作家が紡ぐ7つの部屋の物語。淡い水色のギンガムチェックを背景に、白いワンピースと赤いリボンを結んだ少女が、縞模様の箱から赤い布を取り出す姿が一点で描かれる。タイトルは細く穏やかな明朝体で縦組みされ、足元には「Chatty Rooms」の小さな欧文。線の柔らかいイラストと余白の取り方が、暮らしのなかでものたちが語り出す瞬間の静けさを、絵本のような佇まいで掬い上げている。

著EverettPercival、木原善彦
装丁鈴木成一デザイン室
装画吉田雨水
河出書房新社 / 2025年
文学・評論