
アガサ・クリスティー以降、英語圏で犯罪小説を書き継いできた女性作家たちの100年の系譜をたどる評論。パトリシア・ハイスミスやサラ・パレツキーら、ジャンルの輪郭を更新してきた書き手たちのインタビューと作品紹介から、女性犯罪作家のクロニクルを描き出す。深い赤を地に、大ぶりな「After」の英字と斜めに切り込む青の三角形が画面を切り裂き、その切り口からモノクロームの作家ポートレイトがのぞく構図。帯の黒地に白と赤で組まれた漢字の見出しが、犯罪小説の緊張感をそのまま装丁に翻訳している。

著ミラン・クンデラ、西永良成
装丁田中久子
装画横山雄
集英社 / 2024年
文学・評論