
家事や育児を担う「主夫」という生き方を、軽やかな筆致で肯定するエッセイ。水色の地に大きく描かれた白いエプロンが画面のほぼ全面を占め、その内側にはフライパン、アイロン、Tシャツ、自転車、ベビーカー、包丁、鉛筆、人物の顔といった生活の道具や場面が、手描きの黒い小さなアイコンとして散りばめられている。タイトルは筆ペン調のかな文字で右上に踊り、首ひもの曲線がそのまま余白の動きをつくる。エプロン一枚の中に日々の営みを全部畳み込んだ構図が、主題そのものを軽やかに翻訳している。
著Schick、Nina、片山、美佳子
装丁田中久子
装画Q-TA
日経BPマーケティング (発売) / 2021年
社会・政治