一覧に戻る文学・評論生を祝う李琴峰胎児の同意を得なければ出産できない近未来を舞台に、生まれることの是非を当事者へ問い直す物語。漆黒の地に浮かぶのは、指をひらいた複数の手のひら。掌や指の隙間にはプリズムを通したような虹色の光が静かに散り、まだ形をなさない命を受けとめる仕草にも映る。白い縦書きの題字は細く控えめに置かれ、重い問いを差し出す手つきに、ためらいと祈りがにじむ。About出版社朝日新聞出版出版年2021年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁田中久子(アンサンブル)装画松川朋奈Amazonで見る